
みなさんこんにちは、桟橋の金具です。
多くの人が、
「前向きでいたい」
そう願っていると思います。
でも現実は、うまくいかなかった出来事や、過去の後悔に足を取られて、どうしても前を向けない時があります。
そして、そんな時に多くの人が、ある勘違いをしてしまいます。
「自分は前向きな性格ではないんだ」
でも、私はそうは思いません。
20年以上、人を育てる立場で多くの部下や後輩を見てきて感じたのは、
前向きかどうかは、性格の問題ではない。
ということです。
【前向きな人と後ろ向きな人の決定的な違い】
前向きは性格ではなく、考え方の選択
前向きになれない理由の一つに、
「前向き=性格」
という思い込みがあります。
明るい人は前向き。
元気な人は前向き。
落ち込みやすい人は後ろ向き。
そう思ってしまいがちです。
でも、実際に現場で人を見ていると、そう単純ではありませんでした。
明るく見える人でも、過去の失敗をずっと引きずる人はいます。
反対に、物静かでも、失敗した後にきちんと次の行動を考えられる人もいます。
つまり、前向きとは明るい性格のことではありません。
前向きとは、
「未来に目標を置いて、今の行動を考えられること」
だと私は思っています。
自信がない人ほど、自分の長所を知らない
マネジメントをしている中で、何度も感じたことがあります。
それは、
自分の短所はよく分かっているのに、自分の長所を理解できていない人が本当に多い。
ということです。
例えば、ある部下は自発的に仕事ができる人でした。
周りの人の行動もよく見えていて、困っている人を自然にカバーできる。
しかも、過干渉にならず、適切な距離感で人を支えられる。
上司から見れば、とても大きな長所です。
ですが本人は無自覚。
むしろ、自分に足りない部分ばかりを見ていました。
私はもちろん褒めました。
「あなたは、こんなにも能力のある人だよ」
そう伝えました。
でも、その評価を素直に受け取れないのです。
深く話を聞いていくと、
「褒められるのは嬉しい。でも本気で言っているとは思えない」
と言うのです。
これは本人の性格だけの問題ではないと思います。
今まで、短所を直す教育ばかりを受けてきたのかもしれません。
「ここができていない」
「そこを改善しなさい」
「直さなければ成長できない」
そんな関わりの中で、自分の長所を見る機会が少なかったのだと思います。
短所は、見方を変えれば長所にもなる
人は、出会う上司によって大きく変わります。
良い上司に出会えば、
「その短所は、見方を変えれば長所にもなる」
と教えてもらえることがあります。
でも、表面だけしか見ていない上司に出会うと、短所だけを責められてしまうこともあります。
例えば、
慎重な人は「行動が遅い」と言われるかもしれません。
周囲を気にする人は「自信がない」と言われるかもしれません。
細かいことに気づく人は「神経質」と言われるかもしれません。
でも、それは本当に短所なのでしょうか。
慎重さは、ミスを防ぐ力にもなります。
周囲を気にできることは、相手の変化に気づける力にもなります。
細かいことに気づく力は、品質を守る力にもなります。
大事なのは、自分の特徴を短所として決めつけることではありません。
自分の特徴をどう活かすか。
そこを考えることです。
後ろ向きな人は、過去で止まってしまう
何かに挑戦しようとした時、頭に浮かぶものがあります。
昔の失敗。
昔言われた嫌な言葉。
昔の恥ずかしかった出来事。
そうです。
ほとんどが「昔」の話です。
後ろ向きな状態とは、過去に引っ張られている状態
なのだと思います。
失敗した。
だから自分はダメだ。
また失敗するかもしれない。
きっと次も同じことになる。
この流れになると、未来まで失敗で埋め尽くされてしまいます。
前向きな人は、失敗しない人ではない
私は、前向きな人を「落ち込まない人」だとは思っていません。
前向きな人も落ち込みます。
悔しいと思います。
恥ずかしいと思います。
ただ、違うのはその後です。
前向きな人は、転んだ後にどうすればいいか、自分なりの方法を持っています。
私の中では、前向きな人の考え方はこうです。
過去の失敗を見る。
そこから未来の理想を考える。
そして現在の行動を変える。
つまり、
過去 → 未来 → 現在
です。
一方で、後ろ向きになってしまう時は、
過去の失敗を見る。
今の自分を責める。
未来も同じ失敗をすると考える。
つまり、
過去 → 現在 → 未来
の順番で、失敗を広げてしまうのです。
この違いは、とても大きいと思います。
失敗した後の行動
以前、婚礼の現場で後輩がミスをしたことがありました。
盛大な結婚式だったこともあり、目立つミスでした。
本人は大きく落ち込み、会場に入れなくなってしまいました。
その時、私はこう伝えました。
「婚礼の時間は2時間半ある。たった数秒間の失敗を引きずって、暗い顔でお客様の対応をするのか?その方が、よっぽどミスより良くない。残りの時間を一生懸命接客して、一生に一度の結婚式をサポートするのが私たちの仕事じゃないか?」
ミスをなかったことにしろ、という意味ではありません。
失敗を受け入れた上で、
今から何ができるか。
残りの時間で何を届けられるか。
そこに目を向けてほしかったのです。
その後、彼女はその失敗としっかり向き合い、素晴らしいサービスマンになっていきました。
失敗を振り返る時は、「できたこと」と「できなかったこと」を分ける
私は部下に、
「なぜ?という問いを3回繰り返そう」
と伝えます。
なぜ失敗したのか。
なぜそう判断したのか。
なぜ防げなかったのか。
ただし、ここで大切なのは、自分を責めるために振り返るのではないということです。
失敗を振り返る時は、
できたこと。
できていなかったこと。
この2つを分けて考える必要があります。
全部ダメだった。
自分には価値がない。
そう決めつけてしまうと、次の行動が見えなくなります。
でも、
ここはできていた。
ここは足りなかった。
次はここを変えよう。
そう考えられれば、失敗は未来につながります。
前向きになるには、未来の目標が必要
前向きになるために、無理にポジティブになる必要はありません。
大切なのは、
自分はどこに向かいたいのか。
これを持つことだと思います。
目指す未来があるから、今の行動を検証できます。
目指している姿があるから、
「なぜうまくいかなかったのか」
「次はどうすればいいのか」
を考えることができます。
未来のビジョンがなければ、失敗はただの失敗で終わってしまいます。
でも未来のビジョンがあれば、失敗は検証材料になります。
まとめ
前向きな人と後ろ向きな人の決定的な違い。
それは、明るい性格かどうかではありません。
落ち込まない人かどうかでもありません。
自分を正しく理解し、未来に目標を置き、今の行動を考えられるか。
そこに違いがあるのだと思います。
前向きになれない時、自分を責める必要はありません。
まずは、こう問いかけてみてください。
「私は今、過去だけを見ていないだろうか?」
「この経験を、未来にどう活かせるだろうか?」
「自分の短所だと思っているものは、本当に短所なのだろうか?」
前向きとは、無理に明るく振る舞うことではありません。
過去を受け入れながら、未来のために今できる一歩を考えること。
それが、私が20年以上人と向き合ってきて感じた、前向きの正体です。
今、前を向けないと感じているあなたも、性格のせいではありません。
見る場所を少し変えるだけで、次の一歩はきっと見えてきます。
あなたの話を聞かせて下さい
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
今回の記事では、「前向きな人と後ろ向きな人の違い」について、私が20年以上のマネジメント経験の中で感じてきたことを書かせていただきました。
人は意外と、自分の短所はたくさん話せるのに、自分の長所になると言葉が止まってしまいます。
私自身、多くの部下や後輩と向き合う中で、
「自分のことが一番分からないのは、自分自身なのかもしれない」
と感じる場面がたくさんありました。
もし今、
・自分に自信が持てない
・何を頑張ればいいのか分からない
・人間関係や仕事で悩んでいる
・自分の考えを整理したい
そんな思いがありましたら、一人で抱え込まずにお話を聞かせてください。
ココナラでは、夫婦関係だけでなく、人間関係や仕事の悩み、自分自身との向き合い方についてもご相談をお受けしています。
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