
こんにちは!桟橋の金具です。
「そんなことで怒らなくても」
「どうして、私の言いたいことが伝わらないんだろう」
夫婦喧嘩が増えたとき、きっかけを振り返ると、
自分でも小さなことだと思う場合があります。
それでも、その場では腹が立つ。言い合ったあとに、疲れや寂しさが残ることもありますよね。
些細なことで喧嘩になる背景には、出来事そのものに加え、
二人の判断基準の違いや、言葉をどう受け取ったかのすれ違いがあるのかもしれません。
疲れや、積み重なった負担が関わる場合もあります。
私にも、シャンプーの補充をめぐって妻と喧嘩になった経験があります。
この記事では、その出来事から気づいたことと、
夫婦喧嘩を減らすために試せる工夫をお伝えします。
シャンプーの補充で、妻と喧嘩になった話
ある日、お風呂でシャンプーを使ったあと、一人分くらいは残っていると思い、私は補充しませんでした。
そのあとに入った妻から、補充も自分の仕事なのか、少なくなってきたら補充してほしい、ということを言われました。
私は、妻が補充するべきだとは思っていませんでした。
ただ、そのときはまだ補充するタイミングではないと判断していたのです。
だから、妻の言葉を聞いて、補充を妻の仕事だと思っていると受け取られたように感じ
、腹が立ちました。
自分と妻では補充するタイミングの感覚が違うだけだ、と主張して、喧嘩になってしまいました。
振り返ると、私が強く反応したのは、補充を頼まれたことだけではありません。
自分にはないつもりの考えを、持っていると思われたように感じたことでした。
ただ、これは私の受け止め方です。
妻が私の考えをどこまで決めつけていたのかは、私の解釈だけでは分かりません。
その後、私は補充を自分事として捉え直しました。
タイミングが違うなら、妻がどのくらいで補充してほしいと思っているのかを聞こう、と考え、実際に聞きました。
「補充」という小さな行動一つでも、判断する目安は違う。
だからこそ、意見が食い違ったときには、相手の考えを聞き取ることが大事なのだと思います。
些細なことで夫婦喧嘩になるのはなぜ?
同じ言葉でも、思い浮かべる目安が違う
「少なくなったら補充する」
これだけ聞くと、簡単な話に思えます。
でも、どのくらいを「少なくなった」とするかは、人によって違います。
たとえば、残り数回分になったら補充したい人もいれば、最後まで使ってから補充したい人もいるでしょう。
片づけの「あとで」や、連絡の「早めに」も同じです。
言葉は共有できていても、具体的な時間や状態までは共有できていないことがあります。
こうした違いには、育った環境やこれまでの習慣、大切にしていることが関わる場合もあると思います。
ただ、理由をこちらで決める必要はありません。
まずは、「あなたはどのくらいを目安にしているの?」と聞く。
自分には当然のことでも、一度言葉にして確かめてみたいところです。
行動への指摘が、自分への否定に聞こえる
何かを頼まれたとき、その内容よりも、「自分がどう見られているか」が気になることはありませんか。
私の場合は、補充のタイミングについて話すより先に、
妻に任せるつもりではなかった、と分かってほしくなりました。
たとえば、食器が残っていると指摘されたときも、「片づけてほしい」という話が、
「何もしない人だと思われている」という受け止め方に変わることがあります。
そこで弁解が始まると、相手は「困っていることを伝えたのに、聞いてくれない」と感じるかもしれません。
ここで整理したいのは、起きたことと、自分がそこから受け取った意味です。
指摘されて傷ついた気持ちは大切にして構いません。
そのうえで、相手が実際に伝えたかったことまで分かったつもりになっていないか、確かめる余地を残しておきたいのです。
疲れや負担の積み重なりがある
もちろん、すべてが感覚の違いで説明できるわけではありません。
頼んでも動いてもらえず、いつも同じ人が補充している。
買い置きの確認から片づけまで、一人に偏っている。そんな場合には、負担そのものを見直す必要があります。
また、いつもなら落ち着いて話せる内容でも、眠れていない日はぶつかりやすくなる可能性があります。
GordonとChenの研究では、睡眠の状態が悪かった夜の翌日に、
パートナーとの衝突が多いという関連が報告されています。
話し合いの場面でも、睡眠の悪さと、相手の感情を正確に読み取る力の低下などに関連が見られました。
睡眠だけが原因だと断定はできませんが、疲れ切った時間に結論を出そうとしないことは、一つの工夫になります。
「もっと優しく話そう」だけで終わらせず、休む時間や家事の分担も一緒に考えてみてください。
夫婦喧嘩を減らすための4つの工夫
1.反論する前に、相手が望むことを具体的に聞く
相手に誤解されたように感じると、まず自分の正しさを説明したくなります。私もそうでした。
でも、「自分は悪くない」という説明だけでは、次にどうするかは決まりません。
たとえば、補充の話なら、こんな聞き方ができます。
「俺はまだ使えると思っていたんだ。どのくらい減ったら補充してほしい?」
必要なら、理由も聞いてみます。
「そのタイミングで補充しておきたいのは、どんなことで困るから?」
大切なのは、答えを誘導せずに聞くことです。
相手が何を不便に感じているのかが分かれば、自分の事情も伝えながら相談できます。
相手の希望を聞くことと、必ずそのとおりにすることは別です。
二人が無理なく続けられる形を考えるために、まず知ろうとするのです。
2.性格を責めず、困っていることと希望を伝える
たとえば、補充してほしい側なら、どう伝えればよいでしょうか。
「本当に気が利かないよね」と言うと、相手は補充の話より、自分を守ることに気持ちが向いてしまうかもしれません。
ゴットマン研究所は、相手の人格を批判せず、
自分の気持ちや具体的な要望から穏やかに話し始める方法を紹介しています。
「ソフト・スタートアップ」と呼ばれる考え方です。
日常で使うなら、たとえば次のような伝え方です。
「使おうとしたときに少ないと困るから、もう少し早めに補充するようにしたい。
目安を一緒に決めない?」
今困っていることと、どうしてほしいかを伝える。
相手の性格を評価する言葉を減らすことが、話し合うための助けになります。
ただし、穏やかに話せば必ず相手が応じるわけではありません。
相手の強い言動まで、自分の伝え方のせいにしなくて大丈夫です。
3.「気をつける」より、二人で分かる目安を決める
感覚が違うと分かったら、次は実際の行動を相談します。
たとえば、補充なら次のような点です。
- どのくらい減ったら補充するか
- 気づいた人がその場でできないときは、どうするか
- 詰め替え用の買い置きを、誰が確認するか
全部を細かく決める必要はありません。
繰り返し困っていることを一つ選び、目安をそろえるだけでも始められます。
また、「気づいた人がやる」という約束でも、気づく人がいつも同じなら、
負担は偏ったままです。その場合は担当を決めるなど、別の方法も考えたいところです。
相手にその都度指示してもらう状態が続かないよう、
自分も確認するところから関わる。
私が考える「自分事として捉える」は、そういう姿勢でもあります。
4.熱くなったら休み、困りごとは後で話す
自分の気持ちを分かってほしいあまり、相手の話が入ってこなくなることもあります。
そんなときは、無理にその場で解決しなくても構いません。
たとえば、
「今は言い返したくなってしまうから、少し休みたい。夕食のあとに、もう一度話せる?」
と、再開する時間も含めて相談する方法があります。
強い言い方をしてしまったなら、そこには謝る。そのうえで、困っていることは改めて話す。
謝罪したから全部我慢する必要も、仲直りしたから問題をなかったことにする必要もありません。
話し合いが難しいときは、一人で抱え込まない
夫婦喧嘩に疲れたとき、この記事の工夫を全部やろうとしなくて大丈夫です。
何度伝えても取り合ってもらえない。自分だけが相手の考えを聞き、合わせ続けている。
そんな状況なら、一人の努力だけで関係を整えようとしないでください。
安全に話せる関係であれば、夫婦相談など、第三者の力を借りる選択肢があります。
相手が望まなければ、自分だけで状況を整理することもできます。
一方、暴力や脅し、物を投げる行為、行動の監視などがあり、怖くて意見を言えない場合は、通常の話し合いの工夫より安全を優先してください。
内閣府の「DV相談ナビ(#8008)」では、最寄りの配偶者暴力相談支援センターにつながります。
相談は接続先の受付時間内で、通話料がかかります。
安全に利用できる方法で相談してください。
小さな行動だからこそ、考えの違いを聞いてみよう
シャンプーを補充する。それだけのことでも、私と妻ではタイミングの感覚が違いました。
私が妻に任せるつもりではなかったことと、妻がその状態を不便に感じたことは、両方が成り立つ話なのだと思います。
自分の意図を分かってもらうことは大切です。
同時に、相手が何を望み、どこで困っているのかにも耳を傾けたい。
今回の出来事を振り返って、私はそう考えています。
夫婦喧嘩が増えたときは、「こんな些細なことで」と片づける前に、一つだけ確かめてみませんか。
「私はこう考えていたけれど、あなたはどう考えていた?」
すぐに同じ意見にならなくても構いません。
違いを知ることが、二人の暮らし方を相談する出発点になるはずです。
一人では気持ちを整理しづらい方へ
喧嘩が続くと、相手に分かってほしいことも、自分が本当に困っていることも、整理できなくなることがあります。
そんなときは、一人で答えを出そうとせず、誰かに話す選択肢もあります。
私はココナラで、夫婦関係についてのチャット相談と電話相談を受け付けています。
文字で伝えたい方も、声で話したい方も、ご自身に合う相談ページで詳しい内容をご覧ください。


