
こんにちは!桟橋の金具です。
「そう」「嫌だ」「無理」「わかった」
話しかけても、その一言で終わってしまう。
もう少し話そうとすると、面倒そうにされる。
ただ普通に話したいだけなのに、それができないのは寂しいですよね。
話しかける前から、また嫌な顔をされるのかな、と考えてしまうこともあると思います。
夫婦で会話や話し合いができないとき、私が大切だと思うのは、
相手の態度の奥にどんな気持ちがあるのかを考えながら、その場で無理に答えを求めすぎないことです。
私にも、答えを求めるほど、妻が何も話さなくなってしまった経験があります。
転職の話をしたとき、会話が止まってしまった
夫婦関係が悪かった頃、妻に転職したいと話したことがありました。
そのときは、そっけない言葉が続いていました。私は返事のたびに、さらに答えを求めてしまいました。
すると、やがて言葉すら返ってこなくなったんです。
私がどうして転職したいのか。どんな気持ちで話しているのか。
「なんで?」と理由を聞かれることもありませんでした。
私は、自分の気持ちまでは考えてもらえていないように感じていました。
転職するかどうかも大事な話です。でも、その前に、
そう考えるようになった気持ちにも目を向けてほしい。今、当時を振り返ると、その思いがあったのだと思います。
ただ、妻が何を考えていたのかは、私の受け止め方だけでは分かりません。
私が寂しく感じたことと、妻が本当に私の気持ちを考えていなかったかどうかは、同じではないんですよね。
このとき私がしたのは、次の日に改めて話すことでした。
それだけで夫婦関係が変わった、という話ではありません。
ただ、話が進まないときに、その場で答えを出そうとし続ける以外の方法はあります。
返事がほしいのに、聞くほど相手が黙ってしまう
返事がそっけないと、何を考えているのか知りたくなります。
たとえば、こんなふうに。
「どう思ってるの?」
「何か言ってくれないと分からないよ」
「ねえ、聞いてる?」
聞く側には、ちゃんと話したい気持ちがあります。黙られたままでは困るし、自分だけが悩んでいるようでつらくもなります。
けれど、相手が話せない、あるいは話したくない状態だと、問いかけを重ねても返事が増えるとは限りません。
夫婦の心理学研究でも、一方が答えや変化を求め、もう一方が会話から離れていくやり取りが調べられています。
「要求・撤退パターン」と呼ばれ、問題の解決しにくさとの関連が報告されています。
少し難しい名前ですが、日常で考えるなら「話してほしくて追いかけるほど、相手が引いてしまう」というすれ違いです。
これは、話しかけた人が悪いという意味ではありません。
私たちのあのときのやり取りも、これだけで説明できるわけではないでしょう。
ただ、
話したい気持ちが強いときほど、一度止まってみることも必要なのだと思います。
不機嫌な態度の奥に、何があるんだろう
相手が不機嫌だと、こちらも腹が立ちます。
相談したいだけなのに、どうしてそんな態度なのか。
毎回こっちが気を使わないといけないのか。
そう感じるのは、無理もないことです。
そのうえで私が大切にしたいのは、
「この不機嫌さにも、何か理由があるんだろうな」と考えることです。
たとえば転職の話なら、収入や生活の変化が心配なのかもしれません。
急な話に戸惑っているのかもしれません。
あるいは、仕事の話とは別に、疲れや不満を抱えていることもあるでしょう。
これは、当時の妻の気持ちを説明したものではありません。
同じ話題でも、人によって気になることは違う、という例です。
理由を考えるときに気をつけたいのは、自分の想像だけで答えを決めてしまわないこと。
「どうせ私のことなんて、どうでもいいんだ」
「きっとお金のことしか考えていないんだ」
そう思えてしまう日もあるでしょう。でも、相手に聞いていない部分は、まだ分からないままです。
だから、落ち着いて話せるときに確かめてみる。
たとえば、
「この話、どう感じた?」
「何か気になっていることはある?」
すぐに答えられなければ、考える時間を置いてもいいと思います。
理由を知ろうとすることは、相手の機嫌を全部引き受けることではありません。
傷つく言い方まで、仕方がないと飲み込まなくていいんです。
話し合いができないとき、試してみたいこと
その日のうちに答えを出そうとしない
がしたように、次の日に改めて話すのも一つの方法です。
もちろん、翌日になれば必ず話せるわけではありません。それでも、同じやり取りを続けるのが苦しくなったら、いったん区切ることはできます。
たとえば、
「今日はここまでにしようか。大事な話だから、明日の夜にもう一度話したいんだけど、どうかな」
「もういい」と終わらせてしまうと、話を諦めたのか、あとで続けたいのかが伝わりません。
また話したいという気持ちと、いつなら話せそうかを一緒に伝えておく。
自分も休んで、何を話したかったのか整理する時間にしてみてください。
「何を分かってほしいのか」を、少しだけ言葉にする
転職の相談一つでも、話したいことはいくつもあります。
今の仕事で何がつらいのか。
なぜ転職を考えているのか。
家計や家族の生活をどうするのか。
全部を一度に話そうとすると、どこから話せばいいのか分からなくなることもあります。
もし、まず気持ちを聞いてほしいなら、たとえば、
「すぐに賛成してほしいわけじゃないんだ。どうしてそう考えたのか、まず聞いてもらえる?」
一緒に考えてほしいなら、
「生活のこともあるから、心配なところを聞かせてほしい」
これは、当時の私が実際に言った言葉ではなく、今ならこんなふうに切り出せるかもしれない、という例です。
話す前に「今日は何を伝えたいんだろう」と一つ考えておくと、言葉にしやすくなると思います。
「なんでそんな態度なの?」の前に、一呼吸置く
相手の態度に傷つけば、こちらの言葉も強くなります。
でも、お互いに腹が立ったままだと、最初に話したかったことより、言い方への不満ばかりが大きくなってしまうことがあります。
私が伝えたいのは、相手の感情に、そのまま感情をぶつけ返さないことです。
怒ってはいけない、ということではありません。自分の気持ちを抑え込んで、笑顔で話し続けなくてもいい。
たとえば、
「その言い方だと、私もつらくなる。少し時間を置いてから話したい」
そう伝えて、会話を休むこともできます。
余裕が戻ってきたら、相手がどう感じているのかを聞く。自分が寂しかったことも伝える。
最初から上手にできなくても、言い返しそうになったところで一度止まれたら、それも大切な変化だと思います。
時間を置いても、話してもらえないときは
日を改めても、何度声をかけても、必要な話に応じてもらえない。
そんな日が続けば、疲れてしまいますよね。
その場合は、さらに伝え方を工夫しなければと、一人で頑張り続けなくて大丈夫です。
顔を合わせると言い合いになるなら、短い文章で伝える方法もあります。たとえば、
「転職のことで、まだ相談したいことがあります。今週、少し話せる時間はあるかな」
返事がないからと何通も送ると、自分もしんどくなってしまいます。
やり取りが進まないときは、夫婦の相談を受けている窓口などで、今の状況を話してみてもよいと思います。
相手が一緒に相談してくれなくても、自分一人で相談して構いません。
また、怒鳴られる、脅される、物を壊されるなど、話すこと自体が怖い場合は、無理に話し合おうとしないでください。
安全に過ごすことを優先し、DV相談ナビ「#8008」などにつながってください。最寄りの相談支援センターにつながり、受付時間は窓口によって異なります。
普通に話したい。その気持ちも大切にしてほしい
夫婦なのだから、話せば分かってもらえるはず。
そう思っているからこそ、言葉が返ってこないのはつらいものです。
私も、転職の話をしたとき、自分の気持ちを考えてもらえていないように感じました。
今、同じように悩んでいる方へ伝えたいのは、相手の態度だけで気持ちを決めつけず
、その奥に何があるのかを知ろうとしてみてほしい、ということです。
ただ、知りたいからといって、その場で答えを求め続けなくてもいい。
今日は話せそうにないなら、日を改める。
自分も感情的になりそうなら、少し休む。
落ち着いてから、お互いの気持ちを確かめる。
相手を理解しようとする時間の中に、あなたの気持ちを伝える時間もあってほしいと思います。
「ただ、普通に話したい」
その願いまで、遠慮しなくていいんです。
一人で考えていると、分からなくなってしまう方へ
相手はどう思っているんだろう。
自分は、どうしたいんだろう。
考え続けているうちに、気持ちがこんがらがってしまうこともあります。
そんなときは、まとまっていないまま誰かに話してみてもいいと思います。
私はココナラで、夫婦関係の悩みをメッセージでお聞きしています。すぐに結論を出すのではなく、今の気持ちや、これからどうしたいかを一緒に考えていきます。
一人では整理しづらいと感じたときに、のぞいてみてください。

