
こんにちは、桟橋の金具です。
今回の投稿は女性の「生理」について。
男の私が「生理」をテーマにするのは少し抵抗があるのですが、私達夫婦がどうやって「生理」に向き合ったのかをお伝えしたいと思います。
【「生理」への関心】
小学校の保健体育で人の身体について勉強をしましたが、はたしてそれ以外で「生理」と向き合った男性はどれほどいるでしょうか?
私は正直言って向き合うことはほぼなかったですね。
女性特有のものであり、男性にとっては何か踏み込んではいけない領域のような気がして・・・。
少なくとも私はそうでした。女の子に聞くことなんてできなし。
大人になれば、もっと聞きずらいですよね?
関心がないわけではないが、見て見ぬふりのような・・・。
勝手な想像ですが、理解をしようと思えば
「男にわかるわけないじゃん!」
なんて言われそうな気がして、生理のついて触れるのがちょっと怖い。
【生理がもたらす影響】
夫婦関係が少しずつ良くなってきたある日、
子供に対して妻の怒りが強くなる時期があることに気づきます。
その怒り方は、子供にとって非常に傷つく怒り方だったんです。
怒った理由も、はたから見ればたいしたことじゃない。
昨日と同じことをしても、今日は怒られる。
「なんで!?昨日は別に怒らなかったのに!」
子供達はきっと「理不尽」だと感じていたでしょう。
妻の涙と本音
そんな場面を目撃した私は、妻に言いました。

子供達は生理のことなんてわからないし、
そんなに怒ったらかわいそうだよ。
少し、感情抑えて接しなきゃ。
私も感情的にならないよう、諭すように伝えましたが、

・・・・・。
そんなことわかってるよ。
だけど・・・・。
妻は目に涙を溜めて、それ以上なにも言いませんでした。
胸が締めつけられる思いでした・・・。
生理と向き合う決心
その出来事を境に、私自身が「生理」と向き合うことを決意しました。
男である以上、経験はできない。
いくら知識を入れても、「つらさ」を完全に理解することもできない。
じゃどうすればいい??
その答えは
「生理を経験している妻しか持っていない」
ことに気づきます。
【妻に聞いた「3つの症状」】
私は生理ついて質問するのを躊躇していましたが、
勇気を出して聞いてみました。
すると、妻の主な症状は3つ。
・腹痛
・眠気
・イライラ
どれも「自分ではコントロールできない」ことばかり。
家事をしなきゃいけないけど、腹痛で動けない
眠いけど、家事をしなくちゃいけない
イライラを抑えたくても、コントロールできない
こんなつらい症状と戦いながら家庭を支えてくれている妻のために、私は家事を代わってみたり、なるべく負担を減らそうとしました。
だけど、どうしてもわからないことが一つ。
【生理の周期】
生理じゃなくても、感情的になったり、ついついだらけてしまうことはあると思います。
男の私からすると、
生理なのか?ただ機嫌悪いのか?
よくわからないんです・・・。
いつも優しく接したいとは思っていますが、私も仕事で疲れていて心に余裕がないことだってある。
「生理の妻」VS「心に余裕のない夫」
この構図にはしたくない。
妻は、私の機嫌が悪くなるのが一番しんどいと話してくれたことがあります。
普段、あまり感情的にならないから余計に。だそうで・・。
だから生理の時も、
疲れてるのに、家事やってって言ったら機嫌悪くなるかも・・。
SOSが出せない状況になっていました。
「気づいてほしいけど、言えない」
【解決のカギは「ぬいぐるみ?」】
生理だと言いずらい妻。
生理を判別できない夫。
この問題を解決するため、一つの提案をしました。

言いずらいんだったら、
無理して言わずに、何かサイン決めればいいんじゃない??
どんなサインにするか話し合った結果、
妻が生理の時は、玄関に小さなぬいぐるみを置く
というルールに決まりました。
私が帰宅した時、そのぬいぐるみを見ることで、
「今日はサポートしよう!」と、
心の準備ができるんです。
なぜなら、その「ぬいぐるみ」が妻のSOSだからです。
家事も自発的にするようになりましたし、
「つらかったら2階で休んでな」と、
声をかけることも自然とできるようになりました。
そして妻も感情が爆発することが減り、
後悔の涙を流すこともなくなったんです。
妻の変化
数か月後、妻が言いました。

もう、ぬいぐるみは置かないね。
今なら、つらい時はちゃんと「助けて」って言えるからさ。
その言葉がすごく嬉しかった。
今では、妻の言動から生理のタイミングをなんとなくですが、察することができています。
そして、ぬいぐるみがなくても、自然とカバーできる。
【まとめ】
生理のつらさは目に見えない。
そして、それを男である私が「理解する」ことは、一生ないでしょう。
だけど、「わからないから見て見ぬふり」ではなく、
「わからないからこそ、想像しようとする」
その姿勢が、夫婦の間にある見えない壁を少しずつ溶かしてくれると思います。
もし、想像してみても答えが出ない時は、
どうぞ、勇気を出して相手に問いかけて下さい。
相手のことを知りたいとき、その答えは大抵、
「相手が答えを持っています」
大切なのは、「聞くこと」「話すこと」。
夫婦のコミュニケーション。
大事にしたいですね。